斎藤茂吉 「諏訪のうみに遠白く立つ流波・・・」
長野県諏訪郡下諏訪町津島神社
諏訪湖の東畔、赤彦の住居から坂道を少し登った所に、津島神社がある。
この境内の涼しげな木立の中に、斎藤茂吉の碑が、諏訪湖に向くようにして立っている。
諏訪湖の水の波頭が白く光るのを詠んだ歌。茂吉の自筆で、気負いもなく、技巧もなく書かれた字に、
茂吉の品性を感じる好ましい碑。落款の「斎藤茂吉」の字には、懐かしさを感じる。
諏訪のうみに遠白く立つ流波
つばらつばらに見んと思へや
斎藤茂吉
津島神社
ちょうど、夏のお祭りの日に行き合せ
紙灯篭が奉納されていた。