学会発表(2010)
     計測制御学会(SICE)中部支部シンポジウム
場所:上田市 信州大学繊維学部講堂
期日:平成22年10月29日

大腿部発汗量を指標とした寝具の評価
−寝床内温・湿度指数(不快指数)で表現した場合−

坂口正雄、百瀬英哉、梯 恒三

要 旨昨年の本学会において脱脂綿を中綿とした高密度ガーゼで覆った
3層の肌掛(パシーマ),シーツ(サニセーフ)を対象に、
大腿部発汗量を指標に寝具評価を行った。
今回、寝床内温・湿度を温度湿度指数(不快指数)として表現し、
平成22年4月〜10月の間に行った
パシーマ、サニセーフの寝具評価結果を報告する。


第18回日本発汗学会総会
       場所:大阪府豊中市 千里ライフサイエンスセンター
期日:平成22年8月27日〜28日

     携帯型発汗計の応用                 −ウォーキング中の前胸部発汗量の計測−
       坂口正雄、百瀬英哉、大橋俊夫
2010年10月7日 Vol.43,No.40
第18回日本発汗学会欄に同学会総会にて発表した
携帯型発汗計に関する記事が掲載された。


   
日本繊維製品消費科学会2010年 年次大会
         場所:東京都日野市 実践女子大学
         期日:2010年6月26日〜27日
     寝具と夜間睡眠中の大腿部発汗量
          坂口正雄、百瀬英哉、梯 恒三

    
要 旨  
寝具をパラメータに,夜間睡眠中における大腿部の発汗量と室内の温度,寝床内温・湿度の関係について2007年9月〜2010年6月まで120余夜にわたり検討した.


   四季を通じた夜間睡眠中の大腿部発汗量の計測
        
坂口正雄 百瀬英哉 中村利治 大橋俊夫 
           発汗学,Vol.17 No.1,18−20(2010)

   睡眠中の大腿部は,ノンレム期を過ぎてバースト的に発汗が出現し,
  寝床内湿度は発汗に相同して変動する.

   室温と大腿部発汗量の関係,大腿部発汗量と布団内湿度の関係から,
  温・涼風敷き布団を利用した場合は寝床内湿度が低く,
  電気敷布や何も利用しない場合に比べて発汗量が抑圧されていることがわかった.
   四季を通じて得た室温と大腿部発汗量の関係から,
  秋季において発汗量は少なく,季節の中で最も寝心地が好い印象を持った.